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医薬品情報・研修会内容

 

医療の世界は日々進歩しています。新薬も次々に発売されます。薬剤師として必要な責務を全うするために、自己研鑽に努めなければなりません。自分自身の勉強のためにも、私が参加した研修会・勉強会の内容や新薬・その他情報を載せていきます。

福岡での独立に向けて2

タケキャブ錠 新発売

タケキャブ錠10mg 20mg (武田薬品)

成分名:ボノプラザンフマル酸塩錠

効能・効果

○胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制、非ステロイド性抗炎症薬投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制

○下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助
胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

 

新しいメカニズムのカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB)が発売されました。カリウムイオンとプロトンポンプとの結合を競合的に阻害し、酸分泌を抑制します。酸による活性化を必要とせず、壁細胞に集積しやすく、酸性環境下でも安定なことが特徴で、投与初日から効果を発揮します。

 

                                              2015.2.26

 

ラミクタール錠による重篤な皮膚症状に関する安全性情報(ブルーレター)

ラミクタール錠小児用2mg 5mg ラミクタール錠25mg 100mg (グラクソ・スミスクライン)

成分名:ラモトリギン錠

効能・効果

○てんかん患者の下記発作に対する単剤療法

部分発作(二次性全般化発作を含む)

強直間代発作

○他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の下記発作に対する抗てんかん薬との併用療法

部分発作(二次性全般化発作を含む)

強直間代発作

Lennox-Gastaut症候群における全般発作

○双極性障害における気分エピソードの再発・再燃抑制

 

ラミクタールの服用により重篤な皮膚障害が発現し、4例死亡したことを受け安全性情報が出されました。死亡例を含む、皮膚症状は投与初期に出現し、用法・用量が守られていない場合に多くみられるようです。

薬剤師にとっても用法・用量の確認、皮膚症状の早期発見に努めることが必要になってきます。

 

                                                                          2015.2.6

不眠症治療勉強会 

ベルソムラ錠15mg 20mg  (MSD)

成分名:スボレキサント錠

効能・効果:不眠症

用法・用量:通常、成人にはスボレキサントとして1日1回20mgを、高齢者には1日1回15mgを就寝直前に経口投与する。

 

日本で開発された世界初のオレキシン受容体拮抗薬。オレキシンは脳の一部に限局的に存在するため鎮静作用、抗不安作用、

ふらつきが少なく、中止時における反跳不眠、退薬症候の影響も少ないそうです。CYP3A4を強く阻害する薬剤(クラリスロマイシンなど)とは併用禁忌なので注意が必要となります。

 

                                                2015.2.3

 

 

薬物療法研修会~男性LUTSに対する薬物治療について~

ユリーフ錠2mg 4mg  (キッセイ薬品)

成分名:シロドシン錠

効能・効果:前立腺肥大症に伴う排尿障害

用法・用量:通常,成人にはシロドシンとして1回4mgを1日2回朝夕食後に経口投与する。なお,症状に応じて適宜減量する。

 

α1A受容体に極めて選択的な薬剤。投与早期から優れた自覚症状(I-PSS)改善効果を示す。排尿症状の改善効果に加えて、

蓄尿症状も改善する。研修会では、1日1回投与(4mg/日)と1日2回投与(8mg/日)の症状改善効果、副作用発現率の比較研究、

抗コリン剤併用時の治療効果のデータが紹介されました。

 

                                               2015.1.27

パリエット錠5mg 発売

パリエット錠 5mg 10mg 20mg (エーザイ)

成分名:ラベプラゾールナトリウム製剤

効能・効果

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、吻合部潰瘍、逆流性食道炎、Zollinger‐Ellison症候群、非びらん性胃食道逆流症、低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制

下記におけるヘリコバクター・ピロリの除菌の補助

胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎

 

プロトンポンプ阻害剤において国内で唯一3用量の剤形を有する。

新たな剤形である5mg錠が「低用量アスピリン投与時における胃潰瘍又は十二指腸潰瘍の再発抑制」を効能・効果として承認。10mg錠についても追加承認されました。

 

                                               2014.12.26

ジェイゾロフトOD錠 発売 ~抗うつ剤として国内初のOD錠~

ジェイゾロフトOD錠 25mg 50mg 100mg (ファイザー)

成分名:塩酸セルトラリン口腔内崩壊錠

効能・効果:うつ病・うつ状態、パニック障害

用法・用量:通常、成人にはセルトラリンとして1日25mgを初期用量とし、1日100mgまで漸増し、1日1回経口投与する。なお、年齢、症状により1日100mgを超えない範囲で適宜増減する。

 

うつ病の寛解には服薬継続が重要であるが、その一方で日々の服用を忘れてしまうことも多いといわれる。ジェイゾロフトOD錠は水なし、または少量の水での服用も可能となるため、どんな時でも“服用しやすい”抗うつ薬として、服薬アドヒアランスの向上に貢献できる薬剤と期待される。

                                                

                                               2014.12.15

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